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卵子と精子の老化には治療法がない?

2016/08/08

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卵

卵子の老化

卵子は女性が誕生した時にしか作られません。個人差はありますが、生まれたときには200万個の卵子を持っていると言われています。つまり、生まれた時に作られた200万個の卵子が閉経するまでの間に成熟し排卵するか消滅していきます。

通常、女性の一生の間で排卵する卵子は多くても500個程度と言われており、ほとんどの卵子は何らかのダメージを受けて日々自然消滅していきます。

また、200万個の卵子を持っていても、日々の自然消滅のみならず、卵巣の手術をすることにより、急に卵子が少なくなります。

個数も加齢によって減っていきますが、最も問題なのは卵子の老化です。

30歳の女性の卵子は20年分のダメージが蓄積しており、40歳であれば40年分のダメージが蓄積しています。このダメージの蓄積は、卵子の質の低下につながります。つまり、年齢とともに異常な卵子が増えていき、これを卵子の増加と呼びます。

卵子が老化することで、妊娠率が低下し、逆に流産率と奇形率が増加します。

卵子の老化は、残念なことに現代の医学では変えることができません。何故なら新しい卵子が作れないからです。

現代医学では、卵子に蓄積されたダメージを払しょくすることはできませんが、DHEA、ミトコンドリアや成長ホルモンが卵子の老化の速度を遅くすることはできると言われています。

 

精子の老化

卵子と違い、精子は精巣で毎日作られます。精巣内には精細管という細い管が1000本以上も詰まっていて、その一本一本に精子のもととなる細胞が生まれ、約74日かけて一日1000万個ほどの精子がつくられます。精子は精巣上体を通ることで、運動性や受精する能力を高めて成熟します。射精のときには、約40cmという長い精路を通って、尿道の出口から体外に排出されます。

このように精子は毎日作られるため老化とは無関係と思われがちですが、それは違います。

毎日射精をしないと古くなった精子が溜まっていき、新しくできた精子を溜めるスペースに余裕が無くなってしまいます。そして、古い精子から活性酸素が出てきて精子と精子を作り出す形成細胞自体にも染色体・DNA損傷などのダメージを与えてしまいます。ダメージを受けた精子は当然授精しにくくなりますし、授精したとしても育ちません。

精子は卵子と違い、老化を防ぐ方法があります。それは、毎日射精することです。毎日射精することで、常にダメージの少ない新しい精子にすることが出来ます。

また、亜鉛は一定の効果があると言われています。これは精子を作る段階で亜鉛が使われるためです。

 

ワンポイントアドバイス!

卵子の老化には、サプリでDHEA(不妊治療専門病院または海外から個人輸入で入手できます)やミトコンドリアの摂取に効果を期待できるかもしれません。

精子の老化には毎日の射精と食事やサプリから亜鉛を摂取することをお勧めします。

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