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不妊治療とは?

2016/08/08

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診察

不妊治療には大きく分けて『一般不妊治療』と『高度生殖医療(高度不妊治療)』の2種類があります。

一般不妊治療とは?

一般不妊治療には『タイミング法』と『人工授精(IUI、AIH、AID)』の2種類があります。

タイミング法とは、基礎体温、血中・尿中ホルモン検査、超音波検査などから医師が排卵を予測し、最も妊娠しやすいタイミングで性交を持つようで性交を持つように指導するものです。排卵(排卵誘発剤の使用を含む)、卵管の通過性、精液検査に問題が無い場合に最初に行われる治療法です。

タイミング法は健康保険が殆どの項目で適用ため一番費用が掛からない治療法です。1周期で10,000円以内で収まる場合が多いと思います。

また、通院回数も3回程度で、来院時間の指定等はありません。

そのことからタイミング法は金銭的にも時間的にも患者にとって一番負担の少ない治療法といえるでしょう。

一方、人工授精とは、病院内または自宅にてマスターベーションで採取した精液を洗浄し、運動性のよい精子に濃縮して支給へ注入する治療法です。排卵((排卵誘発剤の使用を含む)、卵管の通過性には問題はないが、自然妊娠やタイミング法では妊娠しない場合に適応となります。

人工授精の場合の費用は一部の項目には健康保険が効きますが、一番高い人工授精(IUI)項目は自費の為タイミング法と比べると少し高くなります。病院によって料金設定に幅がありますが、一般的には1周期で20,000~50,000円が目安です。

 

高度生殖医療(高度不妊治療)とは?

 高度生殖医療(高度不妊治療)とは体外受精のことです。体外受精は卵子を体外に取り出し(採卵)、培養液の中で精子を振りかけるようにして授精を助け(ふりかけ法)、受精卵を培養し、授精2~5日後に子宮内に胚を移植する方法です。タイミング法や人工授精で妊娠しなかった場合や卵管の通過性や精液検査で問題がある場合に適応になります。

なお、体外受精の授精法としてはふりかけ法以外に、顕微授精があります。顕微授精とは、顕微鏡下に採取した卵子の細胞質内に1匹の精子を直接注入する方法で、重度の男性不妊や媒精で授精が認められなかった場合や採卵数が少ないため確実に授精させる場合に適応になります。

 

ステップアップ治療法とは?

ステップアップ治療法とは、不妊治療をタイミング法→人工授精→体外受精へと段階を経て治療を高度化させていく治療法です。

卵管の通過性に原因があると判っている場合はタイミング法・人工授精を経ずに体外受精を医師から勧められることになりますが、検査によって不妊原因が明らかにならなかった場合などにはこのステップアップ治療法が適応となり、治療を高度化させていきます。

通常、不妊治療はこのステップアップ治療法が用いられます。

また、体外受精には多額の費用と精神的な苦痛を伴うため、体外受精を何度かして結果が出ない場合には、費用面・精神面からタイミング法などに戻る場合があり、このことをステップダウンと呼んでいます。

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-不妊症の基礎知識

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